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シーンに新たな形を与えるアジアンソウル–HALLEY インタビュー【New Action! コラボポスト】

R&BとSOULを軸にしながら、シーンの中で新たな音楽の形を模索するHALLEY。早稲田のサークルで出会った5人によって結成された彼らは、ライブ活動を中心に着実にリスナーを増やし続けている。ボーカルのチャン・テヒョンさんに、音楽のルーツや制作へのアプローチ、ライブでのこだわり、そして今後の展望について話を聞いた。

自己紹介

ーー まずは簡単に自己紹介をお願いします。

「HALLEYのボーカル、チャン・テヒョンです。ボーカリストとしての活動に加えて、プロデューサーとしても音楽を手がけていて、最近はファッションショーのBGMも担当しました。

バンドは、早稲田のNALEOというサークルで意気投合した5人で結成しました。メンバーそれぞれの音楽的ルーツを大切にしながら、R&BやSOULの要素を取り入れた楽曲を作っています」

音楽シーンへの想い

ーー 音楽シーンが今後どうなってほしいと考えていますか?

「シーンを変えたい、という気持ちは特にないですね。むしろ、新しい音楽が消費されずに、普遍的なものとして長く残っていく環境があればいいと思っています。

HALLEYとして、トレンドセッターになりたいと話したこともありますが、それよりも、自分たちのパーソナルな部分を音楽として表現し、結果的にシーンに新しいものを投げかけるような存在になれたら理想ですね。背伸びするのではなく、あくまで自分たちのクリエイティブを突き詰めていくのが大事だと思っています」

制作における音楽以外からの影響

ーー 制作において、音楽以外からの影響を受けることはありますか?

「インスピレーションを受けるのは、人との会話からが多いです。小説や旅行もありますが、誰かとの対話の中で相手がくれたフィードバックや言葉に影響されることが大きいですね。

自分は歌詞から楽曲を作るタイプなので、一つの言葉が持つ世界と、そのときの自分の考えや外的な要因が結びついて、自然と曲になっていく感覚があります」

もし架空のイベントを組むなら?

ーー 架空のイベントを企画できるとしたら、どんなアーティストと共演したいですか?

「The Bagpipesと2マンのワールドツアーをやりたいですね。

wave to earthがアフリカツアーをしていると聞いたとき、想像もしなかったようなツアーの組み方に感銘を受けました。自分たちの音楽をどこに持っていくのかを考えるときに、シーンを作る音楽というのは、外から取り入れるものではなく、自分たちの中から生まれるものなのだと再確認しました」

最近ハマッている趣味は?

ーー 最近ハマっている趣味はありますか?

「フィルムカメラですね。メンバーを撮ったり、日常の風景を撮ったりしています。

カナダに留学していたとき、現地で仲の良かった友達がフィルムカメラをやっていて、それがきっかけで興味を持ちました」

ライブで印象的だった出来事

ーー ライブで印象的だった出来事を教えてください。

「いくつかありますが、特に印象的だったのはBandmerchのイベントでNIKO NIKO TAN TANと離婚伝説の2マンにOAとして出演したときですね。そのライブをきっかけにHALLEYのことを好きになってくれた人が多かった気がします。

直近では、ワンマンの東京ファイナルを渋谷WWWでやったことですね。会場が傾斜になっているので、お客さんの顔がよく見えたんです。知っているファンも、初めて来た人も、友達や家族の顔も見えて、それがすごく嬉しかったですね」

ファンとのコミュニケーションで印象的だったこと

ーー ファンとのコミュニケーションで印象的だったエピソードはありますか?

「北海道でライブをしたときに、終演後に話しかけてくれたファンが『明日試験なんです』と言っていて(笑)。勉強したほうがいいんじゃないかと思いつつも、自分たちの音楽がそういう人の支えになれていることを実感しました」

ライブにおける工夫

ーー ライブパフォーマンスで工夫していることは?

「ライブのたびに、これは誰のためのパフォーマンスなのかを意識するようにしています。

日ごろから音楽を聴いている人が多いイベントなのか、それともフェスのように初見の人が多い場なのかでセットリストも変えます。野外フェスでは、普段HALLEYのライブを見たことがない人がほとんどなので、セットリストの構成を考え直したり、選曲を工夫したりしています」

New Action!との交流について

ーー New Action!との関わりについて教えてください。

「初めて出演したのは2023年12月29日、新宿MARZでのイベントでした。

印象的だったのは、Simmer pineのリリースパーティー(江ノ島OPPA-LA)ですね。主催の星原さんが『Sugaryは名曲だ』と言ってくれて、NEW ACTION!に愛されていると感じました。

このイベントは、いわゆる登竜門的な位置づけだと思っています。過去に出演した先輩たちも多くて、自分たちが初めて出たときも、星原さんがいろんな人に紹介してくれました。どのイベントよりもお祭り感が強くて、出演するたびに刺激を受けています」

今後の展望

ーー HALLEYとしての今後の展望は?

「まだまだバンドとして成長している途中ですが、焦らず、でもしっかりと自分たちのペースで歩んでいきたいですね。

音楽的な挑戦をしながら、もっと曲を増やして、HALLEYらしいR&Bの可能性を探っていきたいと思っています」

シーンの変化を追いかけるのではなく、自らのクリエイティブを突き詰めながら新たな価値観を生み出していくHALLEY。その音楽は、トレンドを超えて、普遍的な存在としてリスナーに深く響いていくだろう。今後の展開に注目必須だ。