インドネシア・ジャカルタ発の4人組バンド Reality Clubが、最新シングル「Quick! Love!」を5月30日にリリース。年内に予定されている4thアルバムに先駆けて公開されたこの楽曲は、彼らの新たなフェーズを告げる1曲となっている。

テーマは「clandestine」──秘密の恋とその選択
「Quick! Love!」が描くのは、“秘密の関係”を続けるふたりが、進むか終わるかを迫られる瞬間。
「“clandestine”という言葉に出会って、そこから曲が生まれたんです」と語るのは、ボーカルのFathia Izzati。現代的な“situationship”のリアルを切り取った歌詞が、軽快でクセになるポップサウンドに乗せて展開される。

ロサンゼルス×バンコクで完成した“今までにない”1曲
今回の制作には、LA在住のアーティスト/プロデューサー Brad Oberhofer を招へい。Nick Valensi(The Strokes)やWillow Smithらを手がけた実績を持つ彼と共に、タイ・バンコクのTree Recording Studioでライブレコーディングを敢行した。
「初めてのライブ録音だったけど、全員で一発撮りしたあの空気感は、これまでにない体験だった」とFaiz Novascotia Saripudin(Vo/Key)は語る。録音後には“オーバーダブ・デイ”を設け、メンバー全員で細かな音を重ねていったという。コンビニの音声“Hello, welcome!”までもサンプリングするなど、遊び心も全開だ。
「Quick! Love!」はバンドの“再紹介”
バンドとしての新たな表現を詰め込んだ「Quick! Love!」は、ファンにとっても驚きの一曲になるはず。
「この曲は、僕たちReality Clubの“再紹介”なんです」とFaiz。
「4人全員が“好きだ”と思える曲しか出さない。それがバンドのポリシー。そしてこの曲は、自分たちの新しい面を見せられると思ったから選びました。」
ライブでの披露にも期待高まる
「スタジオで演奏したときのあの高揚感を、早くライブで届けたい」と語るのは、ドラマーのEra Patigo。
これから迎えるライブツアーに向けて、現場での盛り上がりにも期待が高まる。
最後に
「Quick! Love!」は、関係に名前をつけられない“あの感じ”に悩む人すべてへ贈る、現代的なラブソング。
リアルでポップ、ちょっとクレイジー。だけどまっすぐ。
そんなReality Clubの現在地を映した1曲になっている。
今作を皮切りに始まる4thアルバムの展開にも、ぜひ注目してほしい。