国境を越えた思いが重なった、心温まる“ありがとう”のメッセージ
インドネシアのシンガー Aruma(アルマ)とフィリピンのスーパーボーイズグループ SB19が、コラボシングル「MAPA」を6月27日にリリース。
原曲はSB19が2021年に発表した感動的なナンバーで、今回はArumaによってインドネシア語での新たな息吹が吹き込まれた。

「これは、親へのラブレターです」──Arumaの想い
これまで恋愛ソングを中心に発表してきたArumaだが、「MAPA」は“親への愛”をテーマにした初の楽曲となる。
リリースに際し、Arumaはこう語っている。
「恋愛以外の愛を、しかも“親への想い”をこうして曲にできたことがすごくうれしいんです。しかもそれがSB19との国を超えたコラボだなんて、まさかこんなかたちで叶うとは思いませんでした。」
楽曲タイトル「MAPA」は、“Mama”と“Papa”の頭文字をとったもの。
家族への感謝と懐かしさが詰まったこの曲は、多くのリスナーの心に静かに寄り添ってくれる。
歌詞の翻訳・アレンジにもArumaが参加
原曲の想いを損なわないように──
Arumaはインドネシア語版の歌詞制作にも積極的に参加。SB19とSony Music Philippinesのチームからオファーを受けたArumaは、インドネシア側のSony Music Indonesiaのチームと協力しながら、言葉選びから感情表現まで丁寧に調整していった。
「母語で歌うからこそ、聴く人の心にすっと入っていく。そのために時間をかけて、何度も調整を重ねました」
プロデュースはSB19のPABLO、Simon Servida、Jay Duriasというオリジナル版のプロデューサー陣が担当。Arumaのボーカル収録はSony Music Studios Indonesiaで行われ、Barsena Bestandhiがボーカルディレクションを担当した。

遠く離れていても、“帰りたくなる”ような一曲に
「この曲は、家族と離れて暮らす人たちへの“思い出の扉”になると思います。
どんなに離れていても、心は繋がっている。私にとって、両親は音楽の原点なんです。何があっても応援してくれた彼らの存在がなければ、今の私はありません」
そう語るArumaにとっても、この曲は非常にパーソナルな意味を持つ作品となった。
SB19とのボーカルの“調和”も挑戦に
普段はソロで歌うことが多いArumaにとって、グループとのボーカルバランスや、感情の共有も挑戦のひとつだったという。
「SB19の繊細な表現に私の声がどう重なるのか、試行錯誤しました。でもそれが楽しくて、自分自身の表現の幅も広がったと思います。」
「愛は恋愛だけじゃない」──Arumaの次の一歩へ
最後に、Arumaはこう結んでいる。
「“愛”は恋人だけじゃない。家族、友人、そして自分自身への愛も、音楽で伝えられることに気づきました。
今回の『MAPA』が、誰かの“あたたかい記憶”を思い出すきっかけになりますように。そして、どこにいても、親の存在を思い出してもらえたらうれしいです。」

リリース情報
Aruma × SB19 – MAPA
リリース日:2025年6月27日(金)
配信:https://arumasb19.lnk.to/MAPA_ID