インドネシア・ジャカルタ発のバンド HURSA が、約1年半ぶりとなる新曲「Kau Hanya Belum Mengerti」を2025年5月30日にリリースした。
2024年のHURSAは、音源リリース・ライブ活動ともに沈黙を貫いた1年だったが、その裏側では、新たな楽曲制作にじっくりと向き合う期間となっていた。そして今回、ようやく発表されたのがこの新曲。活動再開の狼煙となる1曲だ。

“わかりあえなさ”をテーマにした、エモーショナルな人間讃歌
ボーカルの Gala Yudhatama(ガラ・ユダタマ) が作詞作曲を手がけた本作は、HURSAが一貫して大切にしてきた「人と人とのつながり」や「人間の感情」にフォーカスした内容。
楽曲は、HURSAらしい繊細なメロディと、ダイナミックなロックサウンドが絶妙に交差する構成になっている。
「僕たちはいつも、人間らしさをテーマにしています。この曲では、“まだ伝えられていないこと”や“まだ叶っていないこと”が、いつかきっと理解される日が来るという希望を込めました」とGalaは語る。

Iga Massardiとのタッグで、“飾らず、真っ直ぐ伝わる音”を目指して
本作のサウンド面で大きなポイントとなったのが、BarasuaraのIga Massardiを共同プロデューサーに迎えたこと。
彼の持つロックサウンドへの深い造詣と経験を活かし、HURSAは「感情をまっすぐ伝える」ことを目指した。
「音楽を通して、ストレートに気持ちが伝わるようにしたかった。Igaの力を借りて、それが叶ったと思います」とGalaは語る。
初のベースレコーディング参加となるBryan Alexanderも加わり、バンドの一体感が加速
2024年からライブメンバーとしてサポートしていたBryan Alexanderが、今回初めてレコーディングにも正式参加。
バンドとしてのまとまりや一体感が、音にもしっかりと反映された作品に仕上がっている。
涙のあとには叫びがある。諦めの裏には、闘いがある。
「この曲は、HURSAの“攻めた音”を待ち望んでくれていた人たちへのプレゼントでもあります。
歌詞では、“感情は一面的じゃない”ということを伝えたかった。
涙のあとには叫びがあって、諦めの裏には闘志がある。そんな感情の幅広さを感じてもらえたら」と語るのは、ギタリストの Pandii。

この曲は、新たな章の“始まりの合図”
今回のリリースは、現在制作中のミニアルバムへと続く序章でもある。
約1年半の沈黙を経て、HURSAの音楽は再び動き始めた。
その火は、まだ消えていない。
リリース情報
HURSA – Kau Hanya Belum Mengerti
Release Date:2025.05.30
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