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INTERVIEW|Geloomy ― 偶然から始まったバンドが、確信に変わるまで

ディスコやソウル、ファンクを通過し、クラシックロックやポップスとして結晶していくGeloomy明確な計画よりも、その場の感覚と人との流れを信じながら歩んできた4人組バンドだ。初対面でのセッションから初ライブ、そして渋谷WWWのワンマンへ。偶然の連なりは、いつしか確信へと変わっていった。

今回は、結成の経緯からルーツ、現在のシーン観、そしてこれからの展望までを、メンバー自身の言葉で辿る。

まずはGeloomyの自己紹介をお願いします。

小腸:ディスコやソウル、ファンクにルーツを持ちつつ、クラシックロックも含めて、いろんな要素を持ったバンドです。

結成のきっかけは?

小腸:ほんまに最初は、スタジオでちょっと遊んでみようぜ、みたいなノリでした。初対面で集まって、コピバンでもやるかって。それが流れでオリジナルをやるようになって、気づいたらこのバンドになってました。

最初にやったコピー曲は覚えていますか?

小腸:Kan Sanoさんの「My Girl」ですね。

それぞれ、音楽を始めたきっかけを教えてください。

小腸:家でずっとソウルとかファンクが流れていて、中3くらいでトム・ミッシュにハマって。明確なタイミングというより、ぼんやり音楽やりたいなって思い続けてた感じです。

腎臓:高校で小腸と同じクラスになって、ギター弾いてるのを見て面白そうやなって。最初はギターで、そのあとKing GnuとかOKAMOTO’S聴いて、ベースかっこええなって。ベーシストになろうっていうより、ベースが好きやから弾いてます。

肺:中高は吹奏楽で打楽器をやってました。Buddy Richの動画をひたすら見てて、大学入るくらいからブラックミュージックを聴き始めて、QuestloveやNate Smithに憧れて今に至ります。

肝臓:小学校でピアノを少しやっていて、一回離れたんですけど、大学でKan Sanoさんを聴いて。そこからRobert GlasperやReuben Jamesを掘って、もう一回やってみようかなって思いました。

初ライブはいつでしたか?

小腸:2023年の春ごろですね。そのときはサブスクに出てる曲もゼロで、インスタをちょっと動かしてたくらいでした。

渋谷WWWでのワンマンを迎えたときの気持ちは?

小腸:ずっとお客さんと距離の近い場所でやってきて、よく来てくれる人たちと一緒に成長してきた感覚があります。Geloomyっていうコンテンツを、みんなと一緒に作ってる感じ。

肺:前のバンドではお客さんゼロも経験してたので、WWWがパンパンになったのは正直、夢あるなって思いました。

腎臓:演奏だけじゃなくて、VJやグッズも含めて、世界観をある程度のクオリティで出せたのがよかったです。ひとつの節目やなって。

肝臓:今までやってきたことが仕上がってきたタイミングで、ちゃんと見せる場があった。踊ってくれてる人も多くて、成果としては大きかったです。

これからのGeloomyは、どんな方向へ?

小腸:まずは曲を出して、その先は4人を軸にしつつ、少し外の力も借りていきたい。変わる部分はめちゃくちゃ変わるけど、今のGeloomyの良さは消さずに、ゆっくりかましにいきます。

立ってみたいステージ、目標は?

小腸:WWWX、LIQUIDROOM、その先でZepp。時間かけていきたいです。

肺:海外行きたいですね。台湾も良かったし、アジアもアメリカもヨーロッパも。

腎臓:狭いカフェとか、景色がかっこいい場所でやるライブもやりたいです。

肝臓:音源は海外も意識したサウンドにしていきたい。おしゃれやけど、ちょっとクセのある感じ。

東京という街をどう見ていますか?

小腸:東京って二極化してる気がしてて。本気でやりたいことがあって来てる人と、なんとなく来てる人。自分らは前者でいたい。音楽もファッション化していくと思うけど、なりすぎてもあかん。いい塩梅が難しい街ですね。

これから、どんなシーンになってほしいですか?

小腸:ジャンルで人を判断せず、純粋に音楽を楽しめる場が増えたらいいですね。

肝臓:ジャンル関係なく、うまく吸収していけるシーンになってほしい。

腎臓:ライブハウスじゃない場所で、自然に音楽が聴ける環境が増えたら面白い。

肺:「あ、なんかやってる」くらいの敷居で、生の音に触れられる場所が増えたら。

最後に、読者へ一言お願いします。

小腸:曲も映像もデザインもミックスも自分らでやっていて、好きなことを続けたい。暇なときに、ふと思い出して聴いてくれたら嬉しいです。

偶然から始まったGeloomyは、今もなお“なりゆき”を信じて進んでいる。だがその歩みは、明確な輪郭を持ち始めている。時間を味方につけながら更新されていく彼らの現在地は、まだ途中だ。