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INTERVIEW| brkfstblend × H3F 対談― ふたつのバンド、ふたつの都市、ひとつの夜

今年の秋、東京(brkfstblend)とバンコク(H3F)が渋谷WWWで交差する。10月15日、brkfstblendとH3Fによるツーマンライブが開催される。それを前に、両者が初対面の印象や制作の話、地元シーンについて語り合ってもらった。

― まずはお互いの自己紹介からお願いします。

Mikey(brkfstblend): 僕らは東京のバンドで、AORやソウル、サイケっぽいエッセンスをベースにしています。最近よく言ってるのは「今っぽいヤット・ロック」。
Gong(H3F): 僕たちはバンコク出身で、ブルースとソウルが根幹にあります。でも、何よりも重視しているのはライヴ。ブルースバーや小さい会場で演奏することも多くて、ラフにやるのが性に合ってますね。

― 初対面の印象はどうでしたか?

Mikey: H3Fのライブ映像は前から見ていてかっこいいなと思ってました。で、去年の12月にバンコクでレコーディングしてたとき、現地のエンジニアがGongを紹介してくれて、ライブを観に行ったんです。会場は倉庫っぽくて、照明も音もめちゃくちゃ良くて、「アジアにこんなバンドがいるんだ!」って驚かされました。すぐ仲良くなって、意気投合しましたね。
Gong: 最初に聴いたのがbrkfstblendの“Ladyland”。その時点で「この人たち、ちゃんと音楽わかってるな」と思いました。グルーヴがあって、ヴィンテージ感があるのに今っぽい。どこかイーグルズっぽさもありつつ、すごくスマートで。ライヴ映像を観たときには「これは本物だ」と確信しました。

― 同じ時代に影響を受けていそうですが、音の質感は少し違いますよね。

Gong: brkfstblendはかなり緻密な印象がありますね。アレンジもプロダクションも完成度が高い。でも僕らは、もっと雑さというか、その場の空気を大事にしていて(笑)。Mikeyがスーツなら、僕はTシャツ。
Mikey: H3Fは芯がしっかりしてるから、無理に作り込まなくても成立するんですよね。リズム隊が抜群に安定してる。僕らは基本的にスタジオでしっかり組み立てるんですけど、最近は彼らから影響を受けて、もっとその場のノリや熱を取り入れるようにしてます。

― お互いのおすすめの曲は?

Gong → brkfstblend: “City Habits”ですね。夜の東京っぽいムードがあって、滑らかでちょっと影もある感じがすごく好きです。


Mikey → H3F: “Doubtful Sins”。タイでの長距離ドライブのときにずっとリピートしてました。イントロの雰囲気が素晴らしくて、ずっと耳に残るんです。

― 制作はどんなふうに進めますか?

Gong: 前作は8〜9割くらいがジャムから生まれた曲でした。まず音を出して、気持ちいい流れができたら、それを元に形にしていく。
Mikey: 僕は基本的に一人でデモを組み立てるところから始めます。1stアルバムはかなり構築的な作品だったんですけど、最近はGongたちの影響でライヴ感のある作り方に挑戦してます。

― 初めて対面したのはいつですか?

Mikey: うちのキーボードのMichaelがH3Fのライヴに誘ってくれて、そこで初めてちゃんと会いました。そのあとバンコクのブルース・バーで、たまたまメンバーが足りなかったタイミングで、1曲だけ飛び入りさせてもらったんです(笑)。
Gong: そのバーはAdhere 13th Blues Barっていうんですけど、最高ですよ。変に気取った感じがなくて、ただ腕のあるブルースマンたちがナチュラルに音を鳴らしてるんです。

― それぞれの地元シーンの良いところは?

Mikey: 東京は規模は小さいかもしれないけど、アンダーグラウンドの層が深い。メインストリームや流行とは別のところで、かっこいい音楽をやってる人がたくさんいます。
Gong: バンコクはもっと“ライヴがあるのが普通”という文化です。バーやカフェ、レストランでも生演奏があって、それが当たり前。そういう環境だからこそ、自然にシーンが続いてるんだと思います。

― 一方で、課題に感じることはありますか?

Gong: タイはスポンサー文化があるのはありがたいんですけど、大手やメジャーなアーティストに偏りがちなんですよね。面白いことやってるインディーもいるのに、なかなか光が当たらない。
Mikey: 日本はちょっと閉じてるというか、みんな流行とかトレンドばっかり追いがちで、その背景やルーツを掘ろうとする人が少ない。もっと“好奇心”が広がると、自由な作品にもチャンスが出てくると思います。

― 日本公演で楽しみにしていることは?

Gong: Mikeyとまた会えるのがまず楽しみです。そして、東京で新しいアルバムをライヴで届けられるのも本当に嬉しいです。
Mikey: こうして話してきた2バンドが、同じステージでひと晩を共有できるっていうのが最高ですね。

― 日本のファンへメッセージを!

Gong: 呼んでくれてありがとう!WWWで会いましょう。全力でいくので楽しみにしていてください。(レコードもちょっと持っていきます)特別な夜にしましょう!

― 最後に、今日学んだことは?

Mikey: Gongが日本で最優先してるのは……“パーティすること”。
Gong: Mikeyがタイのロードトリップに乗り気なこと。そして、Michaelの部屋のカーテンが青いという重要な事実(笑)。

― クロージング

10月15日、渋谷WWWで交差する、東京とバンコク、それぞれの“いま”。
brkfstblendとH3Fという異なる個性が、音楽を通じてどこまで交わるのか。
その答えは、現場で確かめてみてください。

【brkfstblend 「Groove Revival Tour 2025」ツアー詳細】

2025年10月15日(水)
東京 渋谷WWW
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町13−17 シネマライズビル B1F

OPEN18:15
START19:00

【LIVE】
brkfstblend
H3F(from Thailand)

【TICKETS】
ADV.4,500円
DOOR.5,000円
U-25 3,000円

2025年10月17日(金)
名古屋 今池TOKUZO
〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池1丁目6−8 ブルースタービルディング 2F

OPEN18:00
START19:00

【LIVE】
brkfstblend

【TICKETS】
ADV.4,000円
DOOR.4,500円
U-25 3,000円

2025年10月18日(土)
大阪 心斎橋CONPASS
〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目12−20 心斎橋 ダイワビル B1F

OPEN17:30
START18:00

【LIVE】
brkfstblend

【TICKETS】
ADV.4,000円
DOOR.4,500円
U-25 3,000円

オフィシャル先行 https://eplus.jp/brkfstblend/